相続講座 第2回「相続分の割合とは?」

身近な方が亡くなって、相続が起きた場合、各相続人の相続分はどうなるのでしょうか…?
今回は、相続分の割合について取り上げます。

相続が起きて、「誰が相続人になるのか?」については、こちらをご覧ください。

相続分の割合については、民法で原則が定められています。
この原則を「法定相続分」といいます。

「法定相続分」は、下表の通りです。

ただし、あくまで「法定相続分」は原則であるため、必ずしも「法定相続分」通りの遺産分割をしなければならないわけではありません。
「法定相続分」は、遺産分割協議がまとまらない場合などに用いられます。

民法における「子」

民法において「子」には、嫡出子と非嫡出子が定められています。
簡単にいうと、結婚している男女間に生まれた子を「嫡出子」といいます。一方、結婚していない男女間に生まれた子は「非嫡出子」といいます。

民法改正によって、「嫡出子」と「非嫡出子」の相続分は同等とされています。

「嫡出子」と「非嫡出子」について

嫡出子
嫡出子は、次の3つに分けられます。

①嫡出推定される子
妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子であると推定すると民法に規定されています。
さらに、婚姻の成立の日から200日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から300日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定します。

②嫡出推定されない子
婚姻の成立の日から200日以内に生まれた子をいいます。いわゆる、「できちゃった婚」、「授かり婚」です。
ただし、戸籍の実務においては、婚姻届を提出した後に出生した子は全て嫡出子として出生届を受け付ける扱いがされています。

③嫡出推定の及ばない子
次のような場合に該当する場合、嫡出推定の及ばない子とされます。
・夫が行方不明
・夫が長期不在(海外に滞在している場合、在監中である場合など)
つまり、妻が夫との子を妊娠することが不可能が事実がある場合ということです。

非嫡出子
法律上の婚姻関係がない男女(いわゆる内縁関係)の間に生まれた子をいいます。

全血兄弟と半血兄弟

全血兄弟とは、父母が同じである兄弟姉妹のことをいいます。
半血兄弟とは、父又は母の一方のみを同じにするに過ぎない兄弟といいます。いわゆる、異父・異母兄弟です。

半血兄弟は、全血兄弟の相続分の1/2となります。

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