遺言書講座 第2回「遺言通りに分割できない…!?遺留分とは?」

遺言書を作成する際には、遺留分に注意しなければなりません。

遺留分とは、相続人が相続できる財産の最低保証割合のことをいいます。
遺留分は、民法に規定されています。

遺留分の割合

遺留分の割合は、以下の通りです。

※兄弟姉妹には、遺留分がありません。

相続人が「配偶者」と「兄弟姉妹」である場合には、遺言書はとても良い働きをしてくれます。
例えば、配偶者に全ての財産を遺して、兄弟姉妹には一銭も渡したくない場合です。
「配偶者に全ての財産を相続させる」旨の遺言書を残しておけば、遺留分の心配なく、配偶者に全ての財産を相続させることができます。

遺留分を侵害している遺言書はどうなる?

遺留分を侵害している遺言書は、法律上当然に無効となるわけではありません。
しかし、「遺留分減殺請求」が行われると、遺留分を侵害する限度で効力を失うことになります。

遺留分減殺請求とは?

遺留分を侵害された相続人が、遺留分を侵害している遺贈等を受けた人に対して侵害額を請求することを「遺留分減殺請求」といいます。
遺留分減殺請求された人は、遺贈された相続財産をそのまま返還することもありますし、現金等で支払う場合もあります。
遺留分減殺請求は、「遺留分を侵害されたことを知った日から1年間が経過した場合」又は、「相続開始から10年間経過した場合」に時効が成立します。


※遺留分につきましては、2019年7月1日に法改正が行われます。
このブログの内容は、2019年6月5日時点の内容となりますので、ご了承ください。
改正内容については、改めてご案内いたします。

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