【改正情報】遺産の分割前に遺産に属する財産が処分された場合の遺産の範囲

本日も、行政書士井上さゆり事務所のHPをご訪問頂きありがとうございます。
今回のブログは、前回に引き続き、7月に改正された民法についてです。

遺産の分割前に遺産に属する財産が処分された場合の遺産の範囲

相続が発生すると、相続人間で予期せぬトラブルが起こります。
余談ですが、不思議なことに、「うちはみんな仲が良いから、トラブルなんて大丈夫!」とおっしゃる方に、予期せぬトラブルが多いように感じます。

予期せぬトラブルの一つに、相続人による遺産の使い込みがあります。
例えば、相続発生後に、相続人のうちの1人が預貯金を引き出したり、生前贈与された不動産を売り払ってしまうようなケースです。

このようなケースについて、民法が改正されるまでは、訴訟を起こしても十分な救済がされず、泣き寝入り状態が続いていました。

今回の改正により、使い込んだ遺産分を遺産分割の対象に含めることができるとされました。
しがたって、遺産を使い込んだ相続人に対して、他の相続人が請求できるようになりました。

ただ、ここで気になるのが、「遺産を使い込んだ相続人の返還能力があるかどうか?」です。
もし返還能力がなかった場合、所有している不動産や金銭を担保に取ることになるでしょうか?
相続人間の関係が、さらに冷え込みそうな話ですね…。
この辺りは、今後の事例や判例に注目ですね!

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